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内科診療(基本検診・一般内科)Internal medicine

高血圧症について

毎週水曜日の午前中に内科診療を行っていますが、その中で高脂血症・糖尿病とともに多い疾患が高血圧症です。ここで高血圧症について勉強してみましょう。

血圧とは厳密に言うと動脈圧・静脈圧がありますが、通常我々が用いているものは動脈圧の方です。簡単に言い換えると、動脈の血液の圧力の事です。

普通血圧は「130/85」と2つの数字を組み合わせて表現します。この大きいほうの数値を最大血圧、小さいほうの数値を最小血圧といいます。ごく大まかにいうと最大血圧は太い動脈の抵抗を、最低血圧は末梢の細い動脈の抵抗を反映するといわれ、    内科医 渡辺 卓
一般的に血管抵抗が正常範囲を超えて増すのは、動脈硬化の影響が多いと考えられています。

よって、脳や心臓といった重要臓器の動脈硬化ということから考えると、身体にとって問題なのは細い動脈の硬化症です。したがって、最小血圧が高いと脳内出血や心筋梗塞を起こす危険性が高いという事です。よく外来で『血圧が140だから調子がいい」とか、「160だから血圧が高い」と最高血圧を皆さん気になされますが、実はこのような理由で最低血圧のほうがより重要なのです。

高血圧症は、動脈硬化・ストレス・肥満・過労・塩分の摂りすぎなど、様々なものが複雑に絡み合って起こるとされています。よって、その治療方法は塩分制限・適度な運動・体重減少などの自分で気を付けて行えるものもありますが、症状が進むと血圧を下げる薬が必要となってきます。降圧薬には、神経、血管、ホルモンなどへそれぞれ作用する幾つかの種類があり、病態に応じてこれらを組み合わせて処方しています。

副作用を怖がったり、体調が良いからと内服を自己判断で調節してしまうと、かえって体内のバランスを崩し非常に危険ですので、自己判断する前に一度相談してください。

田名整形外科クリニック

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